発達心理学問題集②【保育士合格への道】

~保育士問題~発達心理学編2~

発達心理学に関する「予想問題集②」をまとめています。問題例としては、子どもの認知、子どもの言葉の発達、乳児期、幼児期の遊び、子どもの発達です。

【問1】子どもの認知についての記述である。適切な記述を1つ選びなさい。

1 石や机などにも命があると考えるような、客観的なことを主観視する傾向のことを相貌的知覚という。
2 知的リアリズムが見かけに惑わされる傾向をいうのに対して、フェノメリズムは現実に惑わされる傾向をいう。
3 幼児の思考は自己中心的で、幼児は具体的な事物や行動をとおしてしか物事を理解できない。
4 ごっこ遊びに代表される表象機能による象徴活動は、2歳を過ぎるころに盛んになる。
5 4歳ごろになると観念化か進むが、幼児には論理的に推論するよりも、知覚的印象に頼る傾向がみられる。
「答え 3」

【問2】子どもの言葉の発達についての記述である。適切な記述を1つ選びなさい。

1 親が「赤ちゃん言葉」や「母親語」を用いるのは、乳児が正しい言葉を修得する妨げになる。
2 話し言葉の源となる発声は、生後1ヵ月ごろから現われるクーイングとよばれる叫換発声である。
3 乳児は生後6ヵ月ごろになると、母国語の音素を強く反映した発声をするようになる。
4 初語は、親がはじめて意味のある音として認めた発声のことであるため、明確な言葉である必要はない。
5 語彙は、「これなに」と頻繁に尋ねる質問期に入ると急激に増加する。
「答え 4」

【問3】乳児期についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A 乳児の奥行き知覚は、視力や聴覚の向上にともなって発達が促進される。
B 生後1~4ヵ月ごろの乳児は、つかんだ物よりも、つかむ行為によって満足を得ている。
C 乳児の他者への無差別な微笑反応は、対人認知の発達とともに見られなくなる。
D 「対象が視界から消えても、それは空間のどこかに存在し続けるはずだ」という認識が芽生えるのは、1歳の誕生日を迎えるころである。
  A  B  C  D
1 × ○ × ○
2 × ○ ○ ×
3 ○ × × ○
4 ○ × ○ ×
5 × ○ ○ ×
「答え 2」

【問4】幼児期の遊びについての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A 3歳児では、子ども自身は友だちと遊んだ気になっていても、実際のところは「ひとり遊び」が多い。
B ほかの子どもが遊んでいる様子を見ているだけで、遊びには加わらない状態は「傍観」とよばれている。
C 6歳児では、一定の目的のためにいっしょに遊ぶ「共同遊び」が多くみられるようになる。
D 3~4歳半ごろまでは、「ひとり遊び」「平行遊び」「連合遊び」が、ほぼ同じ割合でみられる。
  A  B  C  D
1 ○ ○ × ○
2 × ○ ○ ×
3 × × ○ ○
4 ○ × ○ ×
5 × ○ × ×
「答え 5」

【問5】子どもの発達についての記述である。適切な記述を1つ選びなさい。

1 子どもは、生後5~6ヵ月から養育者が自分に関心を向けているかどうかを敏感に察知するようになる。
2 視線や指さしから相手の注意が向かう対象を同定する共同注意は、身体的自己の発生に不可欠な能力である。
3 子どもは、鏡に映った自分の姿を見て、それが自分であるとわかるようになるまで、他者に対して確かな認識をもつことはない。
4 2~3歳ごろになると、自己認知や所有意識が芽生えることで個体性の確立期を迎える。
5 役割取得能力は、他者の視点に立つことで他者の認知を推論する能力であるが、その発達には、認知能力の発達と親のしつけが関連している。
「答え 3」

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