~保育士問題~児童福祉編4~
児童福祉に関する「予想問題集④」をまとめています。問題例としては、児童虐待のネグレクト、児童委員、少年非行、放課後児童健全育成事業、里親制度です。
【問1】児童虐待のネグレクトの具体的な例として、不適切な記述を1つ選びなさい。
1 子どもが学校に行きたがっているにも関わらす、学校に登校させていない。
2 両親が0歳の子どもを家に残したまま、頻繁に外出している。
3 母親が子どもを無視したり、拒否的な態度をとっている。
4 説明を読むのが面倒だったので、自己流で調乳をして子どもに与えていたところ、子どもが体調をくずしてしまった。
5 毎日同じ服を着ているため、子どもの身につけているものが極端に汚れている。
「答え 3」
【問2】児童委員についての記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。
A 都道府県知事と民生委員推薦会は、児童委員の推薦を行なう際に、推薦した者のなかから主任児童委員として指名されるべき者を明示しなければならない。
B 主任児童委員は、児童福祉に関する事項を専門的に担当することになっているため、原則として担当区域は定められず、市町村全域が活動範囲になる。
C 児童委員は、児童福祉司または社会福祉主事の行なう職務に協力しなければならない。
D 主任児童委員の民生委員としての活動は、制度の周知などを行なうことであり、実際の指導援助などは原則として行なわない。
E 児童委員が、市町村長に対して担当地区の児童や妊婦に関する通知を行なうときは、緊急時を除いて、児童相談所長を経由しなければならない。
1:ABC 2:AE 3:BCE 4:BD 5:CDE
「答え 4」
【問3】少年非行についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
A 児童相談所における非行相談は、「触法行為等相談」「虞犯行為等相談」「性格行動相談」に分けられる。
B 14歳以上の犯罪少年と虞犯少年は、家庭裁判所の審判に付されるが、13歳以下の触法少年と虞犯少年は、児童相談所から送致のあった場合のみ家庭裁判所の審判に付される。
C 家庭裁判所の保護処分には、保護観察、少年院送致、児童福祉施設送致などがある。
D 児童自立支援施設には、入所形態のほかに通所形態もある。
A B C D
1 ○ × ○ ×
2 ○ × × ○
3 × × ○ ○
4 × ○ × ○
5 ○ ○ × ×
「答え 3」
【問4】放課後児童健全育成事業についての記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。
A 小学校に就学している、おおむね10歳未満の児童であって、その保護者が労働などにより昼間家庭にいない者を原則的として対象とする、第二種社会福祉事業である。
B 事業の実施に当たっては、児童の遊びを指導する者を配置して、放課後児童の受け入れができるようにする必要かおる。
C 児童館のほか、保育所や学校の余裕教室、団地の集会室などでも実施できることになっている。
D スポーツクラブや塾などの、公共性に欠けると思われるものも、市町村長の認可を受けることで対象となる。
E 事業の実施主体は、政治的または宗教上の組織に属さないものに限られる。
1:AB 2:ACE 3:BCD 4:BE 5:CDE
「答え 2」
【問5】里親制度に関する記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。
A 里親とは、保護者のない児童または保護者に監護させることが不適当であると認められる児童を養育することを希望するものであって、市町村が適当と認める者のことである。
B 里親には、養育里親、親族里親、短期里親、専門里親かある。
C 里親には、監護・教育・懲戒に関して、児童の福祉のために必要な措置を行なう権限が与えられている。
D 里親は、常識の範囲内で、委託児童に対して身体的苦痛を与えてもよいことになっている。
E 里親は法律上、養育のみを行なうこととされているため、委託児童に対する職業指導を行なうことはできない。
1:AB 2:ACE 3:BC 4:BE 5:CDE
「答え 3」