~保育士問題~養護原理編~
養護原理に関する「予想問題集①」をまとめています。問題例としては、児童福祉法、児童福祉施設、児童養護施設のもつ利点と問題点、保育所と同じ利用方式を採用している児童福祉施設や組み合わせです。
【問1】【1群】の児童福祉法の一部と【2群】の児童福祉施設との、適切な組み合わせを1つ選びなさい。
【1群】
A 日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を養護することを目的とする施設とする。
B 乳児を除いて、保護者のない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせてその自立を支援することを目的とする施設とする。
C 軽度の情緒障害を有する児童を、短期間、入所させ、又は保護者の下から通わせて、その情緒障害を治すことを目的とする施設とする。
D 知的障害のある児童を入所させて、これを保護するとともに、独立自活に必要な知識技能を与えることを目的とする施設とする。
E 上肢、下肢又は体幹の機能の障害のある児童を治療するとともに、独立自活に必要な知識技能を与えることを目的とする施設とする。
【2群】
ア 児童養護施設 イ 肢体不自由児施設 ウ 保育所
工 知的障害児施設 オ 情緒障害児短期治療施設
1:A・ウ 2:B・エ 3:C・ア
4:D・オ 5:E・イ
「答え」 5
【問2】次の記述の中から、不適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。
A スーパービジョンは、児童養護施設の職員を育てる方法として有効である。
B 虞犯(ぐはん)少年は、児童自立支援施設の入所対象児ではない。
C 専門里親になるには、養育里親としての3年以上の養育経験などが必要である。
D 児童福祉施設の職員による入所児童に対する体罰は、マルトリートメントに含まれない。
E 障害児の施設で行なわれるリハビリテーションは、ノーマライゼーションを目指す活動である。
1:AC 2:AE 3:BD
4:BE 5:CD
「答え」 3
【問3】児童養護施設のもつ利点と問題点に関する記述である。不適切な記述を1つ選びなさい。
1 規則によって行動の自由が制限されるので、子どもたちの自己決定の範囲が狭くなるおそれかおる。
2 職員に生活全般の面倒をみてもらえる状況が続くことで、子どもがおとなを信頼するようになる。
3 1日24時間、人としての生活が保障されるので、子どもたちは安心して日々の生活が送れる。
4 子どもの数に比べて職員の数が少ないので、子ども一人ひとりの個性を伸ばすような対応が不充分になりやすい。
5 親族や入所以前の友人などとの関係が断たれたり、薄くなるおそれがある。
「答え」 2
【問4】【1群】の施設と、【2群】の人物との正しい組み合わせを1つ選びなさい。
【1群】 【2群】
A 家庭学校 ア 石井十次
B 楽石社 イ 松方正義
C 岡山孤児院 ウ 石井亮一
D 滝野川学園 工 伊沢修二
E 日田養育館 オ 留岡半助
A B C D E
1 ウ オ 工 イ ア
2 オ 工 ア ウ イ
3 ウ ア オ 工 イ
4 工 ウ ア イ オ
5 イ 工 オ ア ウ
「答え」 2
【問5】次の中で、保育所と同じ利用方式を採用している児童福祉施設の組み合わせを1つ選びなさい。
A 児童養護施設 B 母子生活支援施設 C 助産施設
D 盲ろうあ児施設 E 児童厚生施設
1:AB 2:AE 3:BC
4:CD 5:DE
「答え」 3