~保育士問題傾向~社会福祉編~
保育士試験予想問題、「社会福祉」の理念・歴史・法体系・実施体制・社会福祉従事者の概要・社会福祉援助技術の概要・社会福祉の動向に関する重要ポイントをまとめています。
~社会福祉の理念~
現代における社会福祉の基本的な考え方は、生活の質(QOL)とノーマライゼーションであるといわれています。
【重要ポイント!】
日本の社会福祉の基本理念である日本国憲法の11条、13条、25条の条文に目を通しておきましょう。
~社会福祉の歴史~
社会福祉の対象は、時代とともに拡大し、貧困者から次第にすべての人々へと変化していきました。
【重要ポイント!】
イギリスと日本の社会福祉史に登場する主な人物と、その業績を覚えるようにしましょう。
~社会福祉の法体系~
日本の社会福祉制度の基本は、社会福祉法と、社会福祉六法とよばれる、生活保護法、児童福祉法、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、老人福祉法、母子及び寡婦福祉法によって構成されています。
【重要ポイント!】
参考書の要点を覚えるだけでなく、それぞれの法律に一度目を通しておきましょう。特に近年改正のあったものは重要。また、介護保険法などの比較的新しい法律の条文もあわせて一読しておきましょう。
~社会福祉の実施体制~
①「機関・組織」
地方における社会福祉行政は、福祉事務所と各専門機関(児童相談所、婦人相談所、身体障害者更正相談所、知的障害者更正相談所など)との連携によって展開されています。
【重要ポイント!】
それぞれの機能と設置される行政単位、互いの関係などを整理しましょう。
②「社会福祉事業」
公共性が特に高く、国や地方公共団体、社会福祉法人が経営することを原則とする施設や事業である「第一種社会福祉事業」、そして、社会福祉の増進に貢献し、かつ人権侵害のおそれが比較的少ない第一種社会福祉事業以外の事業である「第二種社会福祉事業」があります。
【重要ポイント!】
第一種社会福祉事業と第二種社会福祉事業にはどのようなものがあるか、主なものをおさえておきましょう。
③「社会保障と関連制度」
日本の社会保障は、社会保険、公的扶助、公衆衛生・医療、社会福祉の4つの制度で成り立っています。
【重要ポイント!】
それぞれの制度の内容を把握するとともに、今後の日本の社会保障改革の動向に関心をもつようにしましょう。
~社会福祉従事者の概要~
社会福祉従事者に固有の国家資格には現在、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、保育士があります。
【重要ポイント!】
各資格を規定する法律の条文に目を通しておきましょう。また、主な任用資格も併せて確認しましょう。
~社会福祉援助技術の概要~
社会福祉サービスを利用する人たちが抱える問題を解決するために、援助者が活用する技術が社会福祉援助技術です。
【重要ポイント!】
直接援助技術、間接援助技術、関連援助技術の種類と、その内容を覚えておきましょう。
~社会福祉の動向~
社会福祉基礎構造改革は、①利用者の立場に立った社会福祉制度の構築、②サービスの質の向上、③社会福祉事業の充実・活性化、④地域福祉の推進を目的として行なわれました。
【重要ポイント!】
改革の具体的な内容をつかんでおきましょう。また、少子高齢化や地域福祉の動向などについて日ごろから関心をもつことも重要です。