社会福祉問題集④【保育士合格編】

~保育士問題~社会福祉編4~

社会福祉に関する「予想問題集④」をまとめています。問題例としては、社会福祉サービス、老人福祉法、社会福祉士の倫理、社会福祉援助技術、集団援助技術です。

【問1】社会福祉サービスの提供体制に関する記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。

A 特別養護老人ホームは、第一種社会福祉事業に分類されるが、老人福祉法の規定により、その設置・運営主体は地方公共団体や社会福祉法人に限られている。
B 社会福祉事業には法律上の定義がないため、社会福祉法では具体的な事業を列挙することで、その範囲が示されている。
C 社会福祉法人は、社会福祉事業以外の事業を行なえない。
D 国や地方公共団体に、福祉サービスの提供体制を確保する責務はない。
1:AB  2:AD  3:BC  4:BD  5:CD
「答え 1」

【問2】老人福祉法に関する記述である。適切な記述を1つ選びなさい。

1 老人福祉法において「老人居宅生活支援事業」とは、老人居宅介護等事業、老人デイサービス事業、老人短期入所事業をいう。
2 老人福祉法において「老人福祉施設」とは、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センターをいう。
3 身体上または精神上の障害があるために日常生活を営むのに支障がある老人の介護などに関する措置については、老人福祉法に定めるもののほか、介護保険法の定めるところによる。
4 「市町村老人福祉計画」とは、「老人居宅生活支援事業」および「老人福祉施設による事業」の供給体制の確保に関する介護保険法の基本構想に即した市町村が定める計画である。
「答え 3」

【問3】社会福祉士の倫理に関する記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。

A 利用者が他者の利益を侵害したり、危害を加える恐れのある場合を除いて、決して利用者を拒否するようなことがあってはならない。
B 本人と識別できる方法を避け、本人の承認を得ることができれば、例外として利用者に関する情報を公開してもよい。
C 自己や同僚の業績やサービスの効果、効率について常に検討し、援助方法の改善、向上に心がけなければならない。
D 公的な場での発言は、常に個人としてのものか、専門職としての立場によるものかを明確にする必要がある。
1:AB  2:AD  3:BC  4:BD  5:CD
「答え 5」

【問4】社会福祉援助技術に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A 社会福祉援助技術は、特性別に直接援助技術、間接援助技術、関連援助技術に大別される。
B 3大方法技術の1つとして展開してきた地域援助技術(コミュニティーワーク)は、直接援助技術に分類される。
C 社会活動法(ソーシャルアクション)と社会福祉調査法(ソーシャルワーク・リサーチ)は、間接援助技術に含まれる。
D 関連援助技術には、スーパービジョン、インターベンション、コンサルテーションなどが含まれる。
  A  B  C  D
1 ○ ○ × ○
2 × ○ × ×
3 ○ × ○ ×
4 × ○ ○ ×
5 ○ × × ○
「答え 3」

【問5】集団援助技術(グループワーク)を用いる場合の援助者の基本姿勢についての記述である。不適切な記述を1つ選びなさい。

1 集団のメンバーひとりひとりを独自の存在として認める必要かある(個別化の原則)。
2 個々のメンバーが集団に参加できるよう環境を整えるとともに、メンバーを励まし、その能力の向上を支援しなければならない(参加の原則)。
3 集団のメンバーひとりひとりを、あるがままの存在として受け入れなければならない(受容の原則)。
4 他のメンバーの自己決定に強い影響を及ぼすメンバーのリーダーシップは、一時的に制限しなければならない(制限の原則)。
5 集団活動において葛藤が表面化した場合には、それを安全かつ適切に処理する方法を示すことで、メンバーが葛藤解決能力を得られるよう支援しなければならない(葛藤解決の原則)。
「答え 4」

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