~保育士問題~小児栄養編4~
小児栄養に関する「予想問題集④」をまとめています。。問題例としては、機能性非栄養成分、乳幼児の水分、子どもの間食、障害のある子どもの食事介助、小児に用いられる食品です。
【問1】機能性非栄養成分についての記述である。適切な記述を1つ選びなさい。
1 難消化性オリゴ糖の主な生理機能は、唾液分泌量の増加、満腹感の維持、排便の促進などである。
2 果物に多く含まれるペクチンなどの水溶性食物繊維には、善玉コレステロールを増やすはたらきがある。
3 糖アルコールを含んだ食品を大量に摂取すると慢性の下痢を起こすことがある。
4 不溶性食物繊維には、むし歯予防、血糖値上昇抑制、腸内環境の改善などの機能がある。
5 「日本人の食事摂取基準(2005年)」では、18~49歳男性の食物繊維の目標量を一日当たり20gとしている。
「答え」 5
【問2】乳幼児の水分についての記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。
A 人体に占める水分の割合は、年齢が低いほど低くなる。
B 乳児は体重当たりの代謝量が少ないため、授乳によって十分水分が補給できる。
C 乳児は体表面積が小さいため、皮膚から蒸発する水分は少ない。
D 乳幼児に嘔吐や下痢がみられる場合であっても、□からの水分補給は必要である。
E 2歳ごろまでは、尿細管の機能が未発達なだめ、ちょっとしたことで水分や電解質のバランスがくずれて脱水症状に陥りやすい。
1:AB 2:AD 3:BD 4:CE 5:DE
「答え」 5
【問3】子どもの間食についての記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。
A 間食は、3回の食事だけでは不足する栄養量を補う機会であるため、水分の摂取は控えなければならない。
B 1~2歳児の間食は、1日に摂取するエネルギーの10~15%、3~5歳児では15~20%が適量である。
C 間食に用いる食品は、主にたんぱく質を主体とした、消化のよいものが望ましい。
D 間食は、バナナなら1本、オレンジジュースなら200cc程度が適量である。
E 間食が原因で肥満や虫歯にならないようにするには、間食の量を決めて与えればよい。
1:AB 2:AD 3:BD 4:BE 5:CE
「答え」 3
【問4】障害のある子どもの食事介助などに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
A 食事の姿勢は基本的に臥位がよく、片まひがある場合は、まひのある側を上にした半側臥位がよい。
B 食事介助をする場合、介助者はできるだけ対象者と同じ目の高さで介助するのがよい。
C 誤嚥を防ぐには、対象者の食べるスピードに関係なく、ゆっくり介助を行なうようにするとよい。
D 摂食時間が長時間になる場合は、食事が苦痛にならないように、高カロリー、高たんぱく質が少量で摂取できる食品を選ぶことも必要である。
E 個々の摂食能力に応じた食事用自助具をうまく活用し、本人がどうしてもできないことだけを援助するという姿勢が大切である。
A B C D E
1 × × ○ × ○
2 ○ ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ○ ×
4 × ○ × ○ ×
5 ○ ○ ○ × ○
「答え」 2
【問5】小児に用いられる食品についての記述である。適切な記述を1つ選びなさい。
1 牛乳には、ビタミンCやビタミンDの含有量が多い。
2 豆腐は、大豆の良質なたんぱく質を効率良く摂取できる脂質の少ない食品である。
3 チーズとは、乳等省令の定義では、ナチュラルチーズとプロセスチーズのことをいう。
4 青背魚は、ドコサヘキサエン酸(DHA)やイコサペンタエン酸(EPA)などの飽和脂肪酸を豊富に含んでいる。
5 トマトとピーマンは、新鮮な野菜100g中のカロテンが600μg以下であるため緑黄色野菜には含まれない。
「答え」 3