小児保健問題集④【保育士合格への道】

~保育士問題~小児保健編4~

小児保健に関する「予想問題集④」をまとめています。問題例としては、小児の生理機能、母子保健事業、小児のけいれん、心肺蘇生法、乳幼児の下痢です。

【問1】小児の生理機能についての記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。

A 生後6ヵ月ごろには、昼と夜の区別ができるようになり、夜に多く眠るようになる。
B 乳児の呼吸は、横隔膜による腹式呼吸であるため、うつぶせで寝かせることは酸素欠乏状態をまねくおそれがある。
C 出生後の肺呼吸の開始とともに、新生児の体内では、卵円孔や動脈管の閉鎖などの心臓・血管系の解剖学的変化が生じる。
D 小児の血圧は成人よりも低めであるが、最高血圧と最低血圧の差は成人よりも大きい。
1:AB   2:AC   3:BC   4:BD   5:CD
「答え」 3

【問2】母子保健事業についての記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。

A 出生の届け出は、母子保健法に定められた義務であり、届け出を受けた市町村は、届け出をした者に母子健康手帳を交付しなければならない。
B 保健所を設置している市は、新生児訪問指導と未熟児訪問指導の両方を行なうことになっている。
C 妊婦一般健康診査と乳児一般健康診査については、一人につき、それぞれ3回を基準としている。
D 平成13年度からは、1歳6ヵ月児および3歳児の健康診査に、保育士や心理相談員が加配され、相談体制の充実が図られている。
E 健全母性育成事業は、思春期の女児を対象として、医学的・心理学的な問題に関する相談に応じ、母性に関する意識の向上を図る事業である。
1:AC   2:AE   3:BD   4:BE   5:CD
「答え」 3

【問3】小児のけいれんについての記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。

A 家族が子どものころに熱性けいれんを起こしている小児は、生後6ヵ月から3歳くらいまでの間に、熱性けいれんを起こす可能性がある。
B 左右対称のけいれんで、5分以内でおさまり、その後いつもと様子が変わらないようなら、熱性けいれんと思ってよい。
C けいれんが起こったら、大きな声で呼びかけたり、体を揺すったりせずに、けいれんの様子を冷静に観察する。
D けいれんが起こったら、舌を噛まないように急いで箸やハンカチを□の中に入れなければならない。
E けいれんが5分以上続いたり、繰り返し起きるときは救急車をよび、医療機関で処置を受ける必要かある。
1:AB   2:AE   3:BC   4:BE   5:CD
「答え」 3

【問4】心肺蘇生法についての記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。

A ドリンガーの救命曲線によれば、呼吸停止2分後に人工呼吸を開始できれば90%助かるとされている。
B 心肺蘇生法を始める前には、まず小児の体を強く揺らして、意識を確認する必要がある。
C 乳児に人工呼吸を行なう際、□と鼻を同時に覆えないようなら、□をふさいで鼻から息を吹き込む。
D 異物による窒息の場合は、異物除去の途中で小児の意識がなくなっても、そのまま異物の除去を続けてよい。
E 人工呼吸が行なえなければ、心臓マッサージだけを行なう意味はない。
1:AC   2:AE   3:BE   4:BD   5:CD
「答え」 1

【問5】乳幼児の下痢についての記述である。適切な記述の組み合わせを1つ選びなさい。

A 乳幼児の下痢は、食べ過ぎ、消化不良、風邪が原因であることが多く、特に2歳以下では、食べ過ぎによるものが多い。
B 子どもに比較的食欲があり、機嫌がいいようなら、軽度の下痢と考えてよい。
C 乳幼児嘔吐下痢症は、2歳未満児に多発するウイルス性胃腸炎で、大半がアデノウイルスによるものである。
D 乳幼児ではウイルス性胃腸炎が圧倒的に多いが、血便がみられるようなら細菌性腸炎を疑う必要がある。
E 下痢による脱水症を防ぐための水分補給に果汁を与える場合は、りんご以外の果物を用いるようにする。
1:AC   2:AE   3:BD   4:BE   5:CD
「答え」 5

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